これだけは食べて隠岐たい(2) 陸の幸と郷土の味
17/07/12
陸の幸 隠岐牛を豪快に
島生まれ島育ちのブランド牛、隠岐牛は、ミネラル豊富な牧草を食べて育った、まさに隠岐の自然の恩恵そのもの。柔らかさや脂の差し具合は上質な牛肉そのもので、肉の甘味と旨みが口の中にジュワッと広がる。
ランチメニューや宿の料理などで味わえるが、地元では、これら食材を前にすると「なにはなくともバーベキュー」。牛肉はもちろん貝、サザエ、イカ、魚ととにかく焼いてとにかく食らうのだ。皆で食べると美味しさも倍増。
そして高正宗など水の清らかさを生かして作られた地酒がそこにあれば…というところまでせっかくなら欲張りたい。
郷土の味 「本当のうまいもんは家の中にある」
ここまで食材がそろっていても、結局のところ地元の声は「本当のうまいもんは家の中にある」。
「隠岐そば」は冠婚葬祭のほか通常の家庭でも打って食べるという“隠岐のソウルフード”。十割そばでつなぎを使わないため、そばは短め。焼いたサバやあごでとったダシと一緒にかきこむように食べるのが隠岐スタイルだ。二日酔いでもサラサラといける。磯の香りが漂う岩のりおにぎりと一緒に食べるものいい。
ほかにもシイラなどのアラでダシをとった漁師メシ「えり焼き鍋」や、刺身の漬けをご飯の上に乗せダシをかけた「柳かけご飯」など生活のなかから生まれた郷土色濃厚なラインナップ。これだけ食べると、“隠岐通”を通り越して、もう一端の“隠岐人”の誕生だ。
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