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下呂版DMO胎動(1) 瀧・下呂温泉観光協会長に聞く

地域の活性化を促す組織として観光庁が後押しするDMO(Destination Management/Marketing Organization)。岐阜県下呂温泉観光協会(瀧康洋会長=水明館)では5月にDMO準備検討委員会を立ち上げ、6月から本格的な下呂市DMO委員会を設立、活動を始めた。瀧会長に取り組みについて聞いた。

DMOは渡りに船 「稼ぐ」地域経営の推進役に

―DMOに取り組むきっかけは。

瀧 下呂温泉は東日本大震災が起こった2011年に宿泊客が激減しました。その際に観光地や温泉地にとってマーケティングとプロモーションがいかに重要であるかを知りました。元々月別に宿泊客がどの地域からどのような交通機関を使って来ているのかデータ管理はしていましたが、このデータを元に下呂市、商工会、旅館組合、商工会、観光施設、市内観光協会で組織する誘致宣伝委員会を設立しました。

瀧康洋下呂温泉観光協会

下呂の観光地経営、取り組みを語る
瀧康洋・下呂温泉観光協会長

岐阜県観光誘客課や岐阜県観光連盟、JR(飛騨地域観光協議会)の実施計画とも連携を取ったプロモーション計画を実施。リアル・ネット・広告代理店からの情報を参考にし、日々変化するユーザーの需要に柔軟に対応できる体制をとっています。

DMOの取り組みには観光地や温泉地にどのような手段でどのような人たちが来ているのか、その根本的なデータがないとマネジメントができないと思っています。下呂温泉では基礎データを揃え分析しているので、DMOは渡りに船という感じです。

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