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アクセス向上目覚ましい山陰 FDA名古屋-出雲線就航

やまなみ街道も全通

近年相次ぐ高速道の開通でアクセスが格段に向上している山陰に、今度は新たな空路が加わった。フジドリームエアラインズ(FDA、本社静岡市)が3月29日、名古屋小牧―出雲線を就航。中京圏から山陰への旅行者の増加が期待される。

名古屋小牧―出雲便は1日2便、1往復。エンブラエル機2機を使用し、定員は76人と84人。

往路は名古屋小牧を14時20分に出発し、出雲には15時20分着。復路は出雲15時50分発、名古屋小牧16時50分着と1時間のフライトとなる。出雲到着後、周辺宿泊地に1泊以上宿泊、山陰各地を周遊して夕方には名古屋へ戻るという旅程が可能になる。

大人通常普通運賃は片道2万3千円だが、早期予約割引を利用すれば9千円から利用できる。

島根県へは松江市と広島県尾道市を結ぶ中国横断道・尾道松江線、通称「やまなみ街道」137キロが3月22日に全通したばかり。尾道―松江間の所要時間がこれまでより約80分短縮され、山陽方面から山陰へのアクセスも向上した。

空路、陸路で山陰に入れば近年発達が目覚ましい域内の高速道路網を利用して多様なコース設定が可能に。山陰は魅力の奥深さだけでなく、近くて便利な旅先になってきた。

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