名だたる武将集った名護屋城 4月からバーチャルツアー
15/05/21
全国の武将130の陣跡
名護屋城は1592―97年に朝鮮半島へ出兵した文禄・慶長の役を機に築城。大坂城に匹敵する規模だった。黒田官兵衛が設計し、加藤清正ら西国大名が建設にあたった。
城は金箔瓦が輝く五層の天守閣を中心に数多くの殿舎や櫓が築かれた。最盛期の城下町には20万人を超える人々が集まったとされる。名護屋城周辺には全国から160もの武将が集まり、現在は130あまりの陣跡が確認され、そのうち23カ所が特別史跡。
名護屋城跡をより深く知るにはガイドツアーが便利。城内コース謎解きガイドツアー、屏風絵めぐりなどの肥前名護屋城さるきがある。
4月1日から始まって話題になっているのが「バーチャル名護屋城ガイドツアー」。アプリをダウンロードしたタブレット端末やスマホを使って、大手口から本丸、天守台までを歩きながらCG(コンピューターグラフィックス)で再現された往時の名護屋城をリアルに疑似体験することができる。
石垣だけしか残らない城跡で天守台からの眺望をはじめ、50カ所以上のお勧めビューポイントを設定し、様々な位置から名護屋城の景観や陣屋、城下町が楽しめる。GPSの位置情報に合わせて当時の風景がリアルタイムで表現され、移動に合わせて周りの景色も動き、まさに420年前当時にタイムスリップ。タブレット端末は無料で貸し出すが、免許証など本人確認できるものが必要。
ガイドツアーは400円。毎日13時30分から実施しており、所要時間は1時間。定員は15人。受付けは名護屋城跡観光案内所で行う。
名護屋城跡に隣接している県立名護屋城博物館は「日本列島と朝鮮半島の交流史」をメーンテーマとした常設展示が行われている。
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