軍港都市と城下町 二面性ある舞鶴市
14/09/16
レトロな町並みを歩く
舞鶴市は市の東西で風土が異なる。軍港都市として発展した東舞鶴と、城下町・西舞鶴。舞鶴湾の風景と、レトロと歴史風情という二面性を求めて丹後の東の玄関口へ。
市東部は、舞鶴港一帯に明治34年、海軍舞鶴鎮守府が開庁。日本海側唯一の軍港として栄えてきた。明治期に建造された赤レンガ造りの海軍倉庫は12棟が今も残り、近代化の跡を伝えている。周辺は「舞鶴赤れんがパーク」として整備されており、歴史施設「まいづる智恵蔵」やイベントホール、工房など交流拠点として活用。レトロ感漂う倉庫群はロマンチックなムードに満ちている。
舞鶴港では3月下旬―11月末の土日祝日を中心に「海軍ゆかりの港めぐり遊覧船」が運航。海上自衛隊の艦船や造船所、赤れんがパークなど舞鶴港周辺の魅力を間近で味わえるとあって人気を集めている。料金は大人1千円で、団体予約も受け付ける。
一方、市西部は田辺藩の城下町としての歴史を持つ。田辺城跡は近年復元された城門や今も残る石垣が往時を伝え、内部は公園として市民の憩いの場になっている。
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