山陰海岸ジオパークをめぐる・丹後編 驚きと癒しの連続
14/09/16
奇岩と美しい砂浜のコントラスト
北近畿の海岸線は山陰海岸ジオパークとして世界ジオパークに加盟認定されている。海食崖や奇岩など特異な風景の連続は地球のダイナミクスを感じさせる。丹後半島から西へ 地質の世界遺産を走る―。
起点はジオパーク最東端、経ヶ岬。海抜140メートルの断崖にそびえる白の灯台から旅をスタートする。海岸段丘に広がる「袖志の棚田」の美しい風景を過ぎれば、奇岩の連続だ。日本三景・松島を思わせる丹後松島、高さ13メートルの奇岩・屏風岩の風光明媚な景観に目を奪われ、安山岩の柱状節理からなる高さ約20メートル・立岩の迫力に圧倒される。
ここからは癒しの地へ。国の天然記念物・名勝の琴引浜は、キュキュッと音を立てる鳴き砂の美しさが有名。半島の西端まで近づくと、夕日ヶ浦の奇岩の背後に落ちていく夕陽、「小天橋」と呼ばれる砂州が日本海と久美浜湾を隔てる美しい光景が心にしみる。
京丹後市の道の駅「てんきてんき丹後」では地元ガイドツアー、漁船に乗ってのスポット遊覧などジオツアーを設定しており、利用して詳しくジオに触れるのもいい。
北近畿丹後 旅のおすすめサイト
秋冬は北近畿でおとな旅・丹後編 記事一覧