雲海たなびく大江山

鬼伝説の地の神秘

酒呑童子伝説で知られる福知山市の大江山。登山の名所として人気を博すが、秋になれば早朝の雲海が神秘性を放つ。自然美を求め、いざ―。

雲海が見られるのは大江山・千丈ヶ嶽８合目、標高６４０メートル付近にある鬼嶽稲荷神社から。10―12月、気温の日較差が大きな日の早朝に見事な雲海に出会える。この場所は朝霧の発生しやすい由良川流域の南東に向くことから雲海観賞に絶好のスポットになっており、車で現地まで行けるのもうれしい。

朝焼けをバックに、山々の間をゆっくりと流れゆく雲の波。その壮観な眺めは、早起きする価値を十二分に有している。

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