冬の一大風物詩「長崎ランタンフェスティバル」
13/01/16
大小のオブジェがまちを彩る
2013年に第20回目を迎える「長崎ランタンフェスティバル」。
従来は15日間だが、今年は2月9日を前夜祭として位置づけ、24日までの16日間、開催する。同フェスティバルは、長崎新地中華街の人たちが街の振興を目的に、中華街で中国の旧正月(春節)を祝う行事として始められた。平成6年から「長崎ランタンフェスティバル」として規模が拡大され、現在は長崎の冬を彩る一大風物詩となっている。
期間中は中国の「元宵節」にあわせてランタン(中国提灯)を飾る風習に習い、長崎新地中華街はもとより、浜市・観光通りアンケートなど市内中心部が約1万5000個にも及ぶ極彩色のランタンなどで彩られる。
各会場には大小様々なオブジェが並び、干支のオブジェは大きいもので約8メートルに。
また中国服をまとった人々が練り歩く「皇帝パレード」、江戸時代に実際に行われていたという「媽祖(まそ)行列」の再現など中国色豊かなイベントが開催される。龍踊りや中国雑技、二胡の演奏は期間中の毎日行われる。
また浜市アーケード・浜屋前では「月下老人」がお目見えし、良縁を求める人や好きな人と結ばれたい人は、縁結びの神様である月下老人に願をかけよう。眼鏡橋がある中島川公園では、ここにしかない黄色いランタンが川面に映り、幻想的な雰囲気を造り出している。川に浮かべるオブジェもあり、水面と上空からの光が美しい。
前回から新たに装飾エリアに加わった銅座川一体では、独特の桃色のランタンが違った雰囲気を醸し出している。期間中の週末、浜んまち会場では各店舗が営業時間を21時まで延長し、ゆっくりと買物ができる。
同フェスティバル期間中の毎日、13時と15時30分の2回、唐人屋敷や眼鏡橋、崇福寺などを訪ねる「ランタンさるく」も行う。
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