徳島ならでは着地型旅行　祖谷・那賀・上勝・阿波など

12/10/26

ここでしかない旅を

来年４月まで開催中の「とくしまＩＮＡＫＡ博覧会」では、地元ならではの着地型旅行商品も多く設定されている。歴史や自然など地域の個性に奥深く触れる機会を提供する。

祖谷では「秘境・祖谷平家伝説ガイドツアー『もうひとつの平家物語』」。平清盛のおい・国盛は祖谷に落ち延び、子孫はこの地に根付いた。ツアーでは大歩危祖谷温泉郷の各ホテルから国盛が建てたと言われる鉾神社など平家伝説の地を地元ガイドの案内で訪ねる。３時間半で、料金は５５００円。

那賀町・四季美谷温泉では、剣山に連なる山々や清流・那賀川に注ぐ釜ヶ谷渓谷など自然溢れる木沢地区を舞台に、高山植物や名瀑に触れる。冬は樹氷ツアーも。温泉入浴券付きで１人４千円から。毎週日曜開催。

上勝町・月ヶ谷温泉の「薬草料理教室」は、テレビ会議システムを用いた講義を受けて、ミネラルたっぷりの山野草と肉や魚を使って健康料理を作る。１泊３食で１万８千円。

そのほか、四国交通はボンネットバスで行く祖谷街道めぐりを、ＪＲ四国は大歩危祖谷温泉郷と南阿波で旅館ホテルでの昼食と特急列車利用などを組み合わせた「あじな散歩道」を用意。徳バス観光サービスは、古事記編さん１３００年企画として、復元した古代の献上料理付きの「阿波国の古代史探訪ツアー」を企画した。

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