湯原の話題をまとめて 野口冬人資料室・砂湯・リンガーズ
温泉の歴史文化に触れる 野口冬人記念資料室
湯原温泉の湯原温泉ミュージアムには旅行作家・野口冬人さんの蔵書や愛用品を展示する「野口冬人記念資料室」があり、温泉に関心を持つ人には興味深い施設となっている。
野口さんは全国露天風呂番付で湯原温泉を西の大関に選ぶなど同温泉とゆかりが深く、ミュージアムには自身の著書や取材、調査で用いた書籍約1万冊を寄贈。このうち資料室には約5千冊が展示され、読むこともできる。このほか万年筆や直筆原稿、愛用のカメラなどを展示し、野口さんの書斎を再現したコーナーも設けている。
また、このほど湯原温泉の歴史や文化などに触れるコーナーも設け、所蔵する図書を読みやすくするスペースを整備した。
ミュージアムは9―17時まで営業。火曜日は休館だが、不定期で水曜日に休む場合も。入館料は無料。
砂湯に新ルール 「女性は湯浴み着を」
4月1日から湯原温泉のシンボル「砂湯」に新ルールが導入された。砂湯は24時間開放の混浴露天風呂だが、真庭市では女性はバスタオルか湯浴み着の着用、男性はタオルで隠して移動を、と呼びかけている。
旅館の女将さんがハンドベルを演奏 その名も「リンガーズ」
岡山県湯原温泉の女将の会「シャクナゲ会」(上塩浩子会長=八景)のメンバーでつくるハンドベル演奏グループ「湯原温泉おかみちゃん『リンガーズ』」。
2008年に設立して以来、地域のイベントや老人ホームの慰問を続けている。昨年秋から大阪でのキャラバンを始め、JRの駅や老人ホームを訪ねて童謡やクリスマスソングなどを演奏。現在のレパートリーは25曲あるそうだ。
昨年秋、一行は朝日放送「ほたるまち旅行社」やラジオ大阪「ラジオよしもと むっちゃ元気スーパー」などに出演し、ハンドベルの演奏を行って湯原温泉をPRした。
上塩会長は「湯原温泉へお越しになったお客様に喜んでいただこうと4年前に女将さん6人で始めました。今では地域のイベントや大阪まで来てみなさんに楽しんでいただいています」と話している。
また、地域では様々な施設の訪問やイベントに参加するため「地域の人たちとの交流が深まって旅館を身近に感じてもらえるようになってきました」とも。
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