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室戸岬が世界ジオパークに 四国では初の認定

世界の地質遺産がここに

高知県東部の室戸岬一帯が9月18日、世界ジオパークに認定された。国内では5カ所目、四国では初めて。

室戸岬

国内では5カ所目の認定となった
室戸岬一帯。見ごたえ十分

室戸ジオパークは、室戸市全域の面積248.3平方キロメートル。プレートテクトニクス理論を陸上で初めて実証した地質、巨大地震によって離水した海岸地形などを見ることができる。また、国の天然記念物に指定されている亜熱帯性植物と海岸植物群落が特異な景観をつくり、クジラやイルカ・ウオッチングも楽しめる。

さらにジオパーク認定の条件の一つにもなっている文化遺産についても、四国八十八カ所の巡礼地や空海が修行をした御厨人窟、土佐漆喰の白壁と水切り瓦で知られる吉良川町の歴史的な町並みなどが点在する。

今回の認定に向けては昨年秋に、日本ジオパーク委員会が世界ジオパークネットワークに申請、審査が続いていた。地元でも、ジオパークのガイドを育成したり、国内外から訪れる研究者や観光客を見込んで特産品など地域活性化の取り組みを進めていた。

世界ジオパークは27カ国87地域が認定されている。日本国内では洞爺湖有珠山(北海道)、糸魚川(新潟県)、島原半島(長崎県)、山陰海岸(京都府、兵庫県、鳥取県)に続き5カ所目。

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