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偉人の"志"に触れる 山内家と板垣退助で特別企画

土佐の英雄を深く知るチャンス

高知県は龍馬のほかにも数々の偉人を輩出した。なかでも江戸から明治の時代を駆け抜けた土佐の英雄に触れる特別イベントがこの秋冬、相次いで開催される。土佐の歴史により深く触れるチャンスを逃す手はない。

まずは、江戸時代、土佐藩主を務めた山内家。藩主には一豊や容堂など現代にも広く知られた人物がおり、その歴代藩主が眠る山内家墓所を見学できるウオーキングイベントが10月1日に始まった。来年1月29日まで毎週土日祝日に催される。墓所は、通常は非公開で期間中の特別公開。コースは山内家伝来の宝物など貴重な資料を展示する高知市の「土佐山内家宝物資料館」を出発し、山内神社などを経て墓所へ。潮江天満宮で解散する。

事前予約制で募集人員は1回20人。午前と午後1回ずつ実施する。料金は500円(ガイド付き、資料館入館料を含む)。

山内家墓所は通常は非公開。
初代・一豊の墓にも手を合わせたい

次に板垣退助。明治時代の自由民権運動の指導者で「板垣死すとも自由は死なず」の名言はあまりにも有名。退助や中江兆民らの活動に触れる高知市立自由民権記念館では10月26日―12月18日、「板垣退助愛蔵品展」を開催。ルイ・ヴィトンで特注したトランクや明治天皇の形見の掛け軸など、退助愛用の貴重な品々を展示する。退助の思いが時空を超えて目の前に現れる。

退助が愛用した特注のトランク

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