丹後はうまいもん王国 まるごと食べ歩き
11/03/23
丹後を語るなら「食」の話題は外せないだろう。日本海の魚介はもちろん、ご当地メニューも多彩。とにかく丹後に行って、丹後を食べよう。
海の幸は初夏から盛夏、冬とは違う魅力が満載。「丹後とり貝」は、宮津湾や栗田湾、舞鶴湾で育成され、大きさはなんと通常の2―3倍。肉厚な身と歯ごたえ、甘みがやみつきになると評判だ。5月中旬―7月上旬にかけて宮津や舞鶴の食事処で味わえる。あぶり焼きやお寿司でどうぞ。
舞鶴では岩ガキが6月中旬―8月下旬に旬。大ぶりな身を噛めば口の中に濃厚な旨味が広がる。市内の食事処では「舞鶴岩がき丼」が登場。岩ガキと舞鶴かまぼこという名産コンビが食通の舌を唸らせる。
京丹後市では、丹後の海で育ったアワビやサザエも味わい深いが、ここではフルーツに着目。海岸沿いの砂丘でメロンやスイカが栽培され、6月下旬から8月上旬にかけての収穫期には、さわやかな甘みが乾いたのどを潤してくれる。
ご当地メニューでは舞鶴の肉じゃがだ。舞鶴海軍ゆかりの家庭料理は市内の飲食店で肉じゃがそのものはもちろん、丼やオムライス、ハンバーガー、コロッケなど様々なアレンジで提供。クッキーまでなんでもござれ。意外と何にでも合う肉じゃがを食べに、発祥地・舞鶴へ。