舞鶴や伊根、天橋立で「海を散歩」 海上を走る
11/03/23
春夏は潮風が心地よい季節。丹後各地で運航されている遊覧船に乗り、自然景観や町並みなど地域の個性をクルージングで楽しむのも面白い。
宮津市では「天橋立観光船」が運航。智恩寺脇の天橋立桟橋と傘松公園下の一の宮桟橋間を、天橋立の松並木に沿うように進む。3.6キロ、12分の運航だが、日本三景の景観を一味違った形で楽しめる。年中無休、15分間隔で運航。片道大人520円。宮津市街方面にも運航しており、市街地への足としても。
舞鶴市でのクルージングは、軍港としての歴史を背景にした舞鶴港の「海軍ゆかりの港めぐり遊覧船」。2008年に登場した人気企画は今年も春から運航予定で、昨年は4―11月の土日祝日に運航された。海上自衛隊の艦船や造船所、赤れんが倉庫群など舞鶴港周辺の魅力を間近で味わえ、迫力十分。
伊根町は、伝統の家屋・舟屋の景色が楽しめるラインナップ。「伊根湾めぐり遊覧船」は、伊根湾をぐるっと一周し、波に揺られながら漁師町の風情に浸りたい。通年だが毎日運航は3月―1月中旬。大人660円。漁船で伊根浦の文化を紹介する「伊根湾海上タクシー」(通年)もあり、地元の暮らしや文化に触れながらの船旅が楽しめる。