美味しい食と個性的な産品 "但馬"ブランド
11/05/10
但馬は食に特産品に地域ブランドの個性豊か。旅の思い出にどうぞ。
日本海の幸は数々あれど、夏は活イカ。新鮮な白イカは透き通るほどの身、コリコリした歯ごたえととろけるような甘さがたまらない。香住や竹野などで旬は６―９月まで。浜坂では３―５月のホタルイカも忘れずに。
透き通るような身ととろける甘さ「活イカ」
山海の幸は但馬牛が目玉。全国の有名牛の素牛として知られ、あっさりとした甘みのある脂身と上質な肉の旨味を感じる赤身はステーキやすき焼きで堪能したい。
豊岡市出石町では「出石皿そば」が。これも特産の出石焼の小皿に盛られたそばは独特のコシと風味を持ち、食べた皿を積み上げれば手形を進呈。城下町の風情漂うこの町に約40軒のそば店があり、立ち寄りの昼食の定番になっている。
出石では皿そばを。
食べた皿を積み上げるのも快感だ
朝来市では「生野ハヤシライス」が面白い。昭和30―40年代の生野鉱山の社宅で食べた懐かしの味を近年復刻したもので、素朴な味わいは往時に思いを馳せさせる。飲食店で味わえるほか、レトルトを土産でも。
鉱山のまちで復活「生野ハヤシライス」
地場産業では、豊岡のカバン。日本有数のカバンのまちでは、今風のデザインが登場するなど若者の注目を集めている。セミオーダーや工房見学など様々な体験もあり。
デザインセンスあふれる豊岡のカバン。
最近若者にも人気
朝来市和田山町竹田の家具は約４００年の伝統。職人の技術の粋を集め、婚礼、住宅用のほか古材を使ったオーダー家具など上質な家具を提供し続けている。
