「鉄チャン」も満足 話題豊富な山陰本線
11/05/10
JR山陰本線が走る但馬地方。列車での旅が魅力的なのもこの地の特徴だ。この春は新型特急や臨時快速、キャンペーンなど鉄道の話題が満載。列車にのんびりと揺られて、心にゆとりを―。
新車両にキャンペーン 鉄道風景は唯一無二
JR西日本は3月12日、新大阪と城崎温泉を結ぶ特急「北近畿」を「こうのとり」と改称、「きのさき」とあわせて一部の列車に新型車両287系をデビューさせた。座り心地も向上するなど、より快適な旅を演出している。
また6月までは、土日祝日に豊岡―鳥取間に臨時快速「山陰海岸ジオライナー」が登場。1日2往復、海岸線の美しい風景を約2時間で走る。この期間、「城崎温泉・天橋立キャンペーン」も展開し、ボンネットバス「コウノトリ周遊バス」の運行や、出石で座禅体験、城崎温泉でのライトアップイベント「夢灯り」など様々な企画で春の観光シーズンを盛り上げる。
そんな但馬での鉄道旅行の基盤となるのが、鉄道風景。香美町・鎧駅では、ホームから日本海と漁港が一望でき、無人駅の風情が旅情を誘う。西隣りの余部駅近くに立つ新・余部橋梁をはじめとする車窓からの眺めのほか、新温泉町・浜坂駅の貴重な鉄道グッズを展示した「鉄子の部屋」など鉄道の魅力は尽きない。