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あわら温泉に多目的広場 藤野厳九郎生家を移築

10月オープン まち歩きの拠点に

あわら市のえちぜん鉄道「あわら湯のまち駅」前の多目的用地が今年10月、「多目的広場」としてオープンする。

福井県が県内ならではの魅力に磨きをかける「目玉となる観光地づくり」の一環。園内には、中国近代文学の父といわれる魯迅が生涯敬愛した藤野厳九郎の生家と記念館を移築し、検番を設けて芸妓の練習風景を見学できるようにする。

このほか芝生広場やワゴンセールススペース、ふれあい広場も併設。駐車場もつくり、普通車21台が駐車できるようにするなどあわら観光の拠点として施設を充実させる予定だ。

多目的用地にはすでに、あわら湯けむり創生塾が運営する「あわら温泉屋台村」が数年前からオープンしており、観光客と地元客が交流できるスペースとして人気を集めている。

あわら温泉

地元との交流が人気の
「あわら温泉屋台村」

「多目的広場」完成後も、まち歩きによるにぎわいを創出できるよう働きかけていく方針だ。

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