自然と触れ合う夏休み「サマーキャンプin若狭路」　福井の海で遊ぶ（1）

11/07/01

福井県の夏は、眼前に広がる海を生かした海辺の体験も大きな魅力の１つ。水族館や漁業体験、海水浴にマリンスポーツ―子どもたちのはじける笑顔が目に浮かぶ。この夏は福井で青い空のもと青い海の恵みに触れ合おう。

子どもたちを大きく成長させてくれるメニュー

この夏は若狭路で心躍る体験を―。県内外の小学生を対象にした体験旅行企画「サマーキャンプin若狭路」が今年も実施される。豊かな自然を素材にした体験や地域文化、地域の人たちとのふれあいなど、子どもたちを大きく成長させてくれる要素が溢れている。

若狭路とは県嶺南地域のことで、「サマーキャンプ―」は若狭湾観光連盟と若狭路西エリアに位置する小浜市、高浜町、おおい町と各観光協会がつくる若狭湾サマーキャンプ推進ネットワークが一昨年から始めた。若狭路の海や川での体験、キャンプ場や民宿での宿泊を通して、都市部の子どもたちに地域の温かみを伝えている。

日程は３泊４日で、今年は７月25―28日、８月２―５日、９―12日、16―19日の４班に分けて実施する。

体験メニューは、魚つかみ、魚釣り、海水浴といった海に親しむメニューのほか、テント張りからキャンプファイヤー、キャンドルナイトなどでアウトドアを満喫。竹紙漉きや若狭塗のマイ箸づくりといった体験で地域文化にも触れる。

ライフセービングにもチャレンジ

釣った魚を一匹まるごと自分でさばくことや、地元食材を使った調理体験、魚市場の見学は、食の流れを知るいい機会だ。単なる遊びではなく、「食育」をキーワードにした学びの要素を含んだプログラムになっている。

さばいたサバは調理して実食。
みんなで作って食べると一層美味しいね

昨年の参加者からは「魚をさばいたことは自信になった」「自然や生物に興味を持つようになった」という感想が寄せられたという。

料金は１人３万９８００円。小学生（３年生以上向け）が対象。旅行企画・実施はＪＴＢ中部福井支店。

問い合わせは、同ネットワーク（同連盟内）電話０７７０―52―７７０１。

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