ペンギンが空を飛ぶ?「越前松島水族館」 福井の海で遊ぶ(2)
施設充実、海の生物とのふれあい体験
越前海岸国定公園内に位置する坂井市の「越前松島水族館」。一昨年の開館50周年を機に体験・体感型要素を充実させ、人気を集めているが、この夏も新たな企画の登場で勢いに加速をつける。
7月中旬にオープンするのが新「ぺんぎん館」。これまでのオウサマペンギン6羽、イワトビペンギン5羽に新たにジェンツーペンギン3羽が加わり、亜南極圏の3種のペンギンが勢ぞろいする。トンネル水槽で眺められるペンギンの泳ぐさまは、まるで空を飛ぶよう。愛らしい姿もあわせて必見だ。
夏限定の企画も目白押し。7月16日―8月16日は「夜の水族館」と題し、21時まで営業。期間中の土日祝日と8月15、16日は20時からナイトイルカショーも開く。「オールナイト水族館」は、営業終了後の水族館に泊まる貴重な体験だ。実施は7月16、17、23、30日、8月6、13―15日。料金は大人5千円などで、1週間前までに申し込む。
一昨年にオープンした「海洋館」はいまや同館の人気スポット。50種5千匹の魚が、幅10メートル、水深3.5メートルの海洋大水槽と、幅3メートル、水深2.5メートルの「さんごの海」水槽を泳ぐ。
「さんごの海」はガラス張りの水槽上部の上を自由に歩け、寝そべることが可能。床越しに鮮やかな熱帯魚の泳ぎが見られ、仰向けに寝そべれば水中に浮かんでいるような体験が味わえる。このほか「新カワウソ館」「イルカプール」など施設の充実が目覚ましい。
団体旅行や学校の校外学習などに利用されているのが「地引網体験」。今年は9月25日までの土日祝日と夏休み期間(7月21日―8月31日)に開く。獲れた魚の生態のガイドや魚の販売も楽しい。参加料は大人1600円など。地引網・水族館・磯遊び「磯の生物観察会」のセットもある。
水族館の入館料は大人1800円、小中学生800円。
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