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「世紀の大工事」を再現 黒部ダムに「黒部の太陽」ロケセットを公開

映画公開から50周年 破砕帯工事のトンネル現場を再現

「世紀の大工事」と呼ばれた黒部ダム・黒部川第四発電所、通称「くろよん」建設。その苦闘を描いた昭和の名作映画「黒部の太陽」の撮影セットのレプリカが、1968年の映画公開から50周年を迎えた今年、黒部ダム特設会場で公開される。困難を極めた大工事の現場風景が今、眼前に蘇る。

展示される撮影セットのレプリカは2017年8月に閉館した、北海道小樽市の「石原裕次郎記念館」から譲り受けたもの。最大の難所だった破砕帯工事のトンネル現場を再現している。

トンネルセットの大きさは高さ3.3メートル、横幅4.4メートル、奥行き約9メートルとビッグスケール。トンネル内から石や土を運んだトロッコのレプリカ、実際に工事に臨んだ人たちのインタビュー映像を配し、当時の臨場感を今に伝える。

また、映画のワンシーンの写真パネルを展示するほか、カメラや照明を配置して映画撮影の現場を再現する。

特設会場は黒部ダム審展望広場に設置。ゴールデンウイークごろの公開を予定している。

くろよん建設は1956年着工。苦難の末、7年かかって1963年に完成した。映画は石原裕次郎さんの主演で大ヒットした。

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