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善光寺街道の商都 千曲市・稲荷山が伝建地区に

宿場町の風情伝える町並み

善光寺街道(北国西往還)の商都、千曲市の稲荷山宿が2014年12月に国の伝統的建造物群保存地区に選定された。千曲市では「商都 稲荷山」の保護とともに観光への活用を進める。

稲荷山の歴史は16世紀後半まで遡る。元は稲荷山城築城に伴って形成された城下町。廃城後も善光寺街道の宿場町として栄える。1847年の善光寺地震で町は壊滅的な被害を蒙るものの、近代にかけ生糸や繊維製品の集散地として、長野県北部有数の商業地として再び繁栄する。

今回、伝建地区に選定されたのは、稲荷山の字町屋敷を中心とした東西約200メートル、南北約850メートル。現存する建物は善光寺地震後のもので、明治以降の厚い壁や茅葺、屋根勾配の高い瓦葺の主屋など、多様な建築形式の主屋が混在しているのが特徴。裏通りには土蔵が建ち並び、特徴的な町並みがよく残り往時をしのばせる。

蔵し館

稲荷山の歴史を伝える「蔵し館」

稲荷山宿

歴史風情漂う稲荷山の町並み

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