標高差3千メートルの"立体観光" 北アルプス日本海広域観光の魅力(1)
14/10/08
海岸でヒスイの原石を探し、それからわずか2時間ほど後には高山植物を愛でる―海抜0メートルから3千メートルがコンパクトに観光できるエリアが出現した。昨年8月に発足した北アルプス日本海広域観光連携会議。北陸新幹線の開業を控えた地域連携で生まれ、面的な広がりにとどまらず、標高差3千メートルの立体的な観光エリアになる可能性を持つ。広域連携の取り組みはまだ緒についたばかりだが、会議に加盟する6市町村は「新しい旅」を提案すると意気込んでいる。
自然の宝庫を愛でる
北アルプス日本海広域観光連携会議(米田徹会長=糸魚川市長)は、新潟県糸魚川市と上越市、長野県大町市と白馬村と小谷村、富山県朝日町の3県6市町村で構成する。来年3月14日の北陸新幹線開業を見据え、糸魚川駅を拠点にした東西90キロ、南北70キロで、日本列島の真ん中を縦断する中央構造線をタテ軸に日本海に沿ってヨコ軸を広げた「T」字型の広域エリアだ。
海抜0―3千メートルは自然の宝庫。古代から勾玉など装飾品として重宝されたヒスイは、糸魚川市や朝日町の海岸などで原石が採取できる。ヒスイのおおもとは、糸魚川市の岩峰・明星山周辺。高浪の池とのコントラストはヨーロッパアルプスを思わせる景観だ。山岳観光では大町市が拠点の立山黒部アルペンルートはもちろん、ゴンドラやロープウエーを使って気軽に高山帯へ行ける栂池自然園(小谷村)、白馬五竜高山植物園(白馬村)がある。いずれも高山植物が観察でき、ガイドとともに歩くと魅力が倍増する。大町市の山岳博物館は、山岳観光のゲートウェイの役割を果たす。
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