伊東の春の風物詩 大室山を丸ごと山焼き
14/12/08
東京ドーム約20倍の大きさが30―40分で
伊東市のランドマークの1つ、お椀をふせたような山容が目を引く大室山。リフトで山頂まで登れば、相模湾に浮かぶ大島、伊豆七島から天城連山、富士山、箱根へ続く山並まで360度のパノラマが広がる。
大室山の春の風物詩は山焼き。裾野から山頂まで山全体がカヤで覆われた標高580メートル、直径300メートルの山を丸ごと焚きあげる。
700年の伝統がある大室山の山焼きは、かつては農家で使うカヤを育てるための山仕事の一つだった。今は伝統行事として、また、カヤで覆われた大室山の柔らかな山容を守るため、毎年2月の第2日曜日に行われている。
今年の山焼きは2月8日。麓から一斉に点火すると、東京ドーム約20倍ともいわれる山が、わずか30―40分で豪快に丸焼けになる。山焼きからひと月もすると、灰の下からカヤが芽を出し大室山を再び若草色に変えていく。
大室山は約4千年前に噴火した火山。そのとき流れ出た溶岩流は、観光の名所でもある断崖絶壁の海岸線が連なる城ヶ崎海岸をつくりあげた。
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