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郷土料理一堂に いなかご馳走まつり/村上・関川

鮭づくしや「もみじ御膳」

村上市や隣接する関川村、日本海に浮かぶ粟島で10月20日(粟島会場)と11月1―9日まで、「いなかご馳走(ごっつぉ)まつり」が開かれる。自慢の郷土料理を雰囲気のある食事処で旅行者に提供する。

村上市内で会場になるのは「またぎの家」「農家民宿ひどこ」「食堂IRORI」「勝木ゆり花会館」の4カ所。このうち「またぎの家」は、奥三面地区にあった築150年の民家を文化遺産として移築したもの。囲炉裏を囲む食事が風情を醸す。

料理は日付や食事会場によって異なる。メニューのひとつ「三面川の鮭御前」は名物の鮭づくし料理。酒びたし、氷頭生酢、塩引き、腹子ごはんなどが並ぶ。鶏肉やごぼう、タケノコ、糸こんにゃく、干しシイタケなどを大鍋で煮る料理で、村上地方では正月やお盆、冠婚葬祭など人々が集うときに用意される「大海(たいかい)」をメーンにした料理もある。

関川村は11月6日のみの設定で会場は東桂苑。国指定重要文化財「渡邉邸」主人の分家にあたる渡邉家の邸宅で、渡邉亭に隣接する。料理はおこわ、原木なめこ汁、ぜんまいの一本煮、鮭の焼漬けなどの「もみじ御前」。

各会場とも昼食プランの設定で料金は1500円から3千円。定員は30―40人で、いずれも観光協会などへ予約が必要。

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