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おすすめ「にいがた朝ごはん」(2) 越後湯沢貝掛・松之山

越後湯沢温泉・貝掛温泉「秋香る湯沢ののっぺ」

越後湯沢温泉・貝掛温泉エリアの朝食は「秋香る湯沢ののっぺ」。魚沼産コシヒカリのツヤツヤの新米との相性を第一に考えメニュー化した。

「のっぺ」とは、根菜を中心とした野菜をふんだんに鍋で煮たもの。最近は全国で調理されるようになってきたが、とろみを出すには片栗粉を使うのが一般的。しかし、湯沢地区では里芋やなめこ、昆布でとろみを出しているのが特徴で、コクがありつつ、スッキリとした味わいに仕上がっている。

里芋、大根、人参、こんにゃく、椎茸、えのき茸、しめじ、鶏肉を中心に、宿ごとに旬のアレンジを施し提供している。

にいがた朝ごはんでは最多、同地区の16軒の宿で提供している。

秋香る湯沢ののっぺ

根菜を煮る

松之山温泉「きのこ朝まんま」

松之山温泉の共通メニューは「きのこ朝まんま」。今年2回目の秋を迎えた。おいしい棚田米ごはんに合う食材は何かと考えたところ「おいしさや魅力を広く伝えたい」と、きのこづくしの朝ごはんとなった。

松之山温泉は、にいがた朝ごはんの発祥地。新たな郷土料理の開発というだけでなく、できるだけ多くの旅館で取り組むことで、地元生産者が一定の量の農産物を生産できる体制づくりも目指してスタートした。農業を守ることで、観光資源でもある里山の原風景が守れる。

松之山温泉周辺にはいくつもの棚田スポットが点在し、多くの観光客が訪れる。観光客は棚田鍋や「にいがた朝ごはん」を食べることで、こうした風景の保全に一役買うことになる。

きのこ朝まんま

棚田米に合う

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