大河ドラマ「八重の桜」 会津女の生きざまを鮮やかに描く
13/01/09
「日本のナイチンゲール」から得る希望
女らしく、という母の願いをよそに、男まさりに育った少女は、戊辰戦争の落日、会津・鶴ヶ城に500人の女たちと立て籠もり、銃を持って戦った。その姿は後にたたえられる、「幕末のジャンヌ・ダルク」と─。
その名は、新島八重(1845年―1932年)。「ならぬことはならぬのです」たとえ「悪妻」と呼ばれようが、不義には生きない会津の頑固女。
維新後、アメリカ帰りの新島襄の妻となった八重は、男尊女卑の世情の中、時代をリードする「ハンサムウーマン」となっていく。そして、会津の仲間とともに「日本初の篤志看護婦」として日清戦争、日露戦争に同行。「戦う女武士」から「日本のナイチンゲール」へ。2013年大河ドラマは、国敗れてもその地で育まれた会津武士道で、生涯、自分の可能性に挑み続け、すべての人の幸福を願った会津女・新島八重とその仲間たちの愛と希望の物語。
放送は1月6日、高視聴率を獲得し、好調なスタートをきった。
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