八重の故郷で桜めぐり(3) 三春の滝桜・花見山
13/01/09
福島観光復興の象徴 三春の滝桜(三春町)
推定樹齢1千年以上、大正11年に国の天然記念物の指定を受けたベニシダレザクラの名木、滝桜。シダレザクラの古木が多いこの地方を代表する名木で、岐阜県の根尾谷淡墨桜、山梨県の山高神代桜とともに、日本三大桜に数えられる。
樹高13㍍あまり、四方に延びる枝張りは20メートルほど。4月中旬から下旬の開花期には、四方に伸びた太い枝から真紅の小さな花を咲かせる。滝が流れ落ちるかのように見える開花の様子に、古来から滝桜と呼ばれる。
三春藩主は、三春藩御用木に指定し保護してきたと伝えられ、現在、地元住民が保護活動を担う。震災後、2012年には20万人以上の観光客が訪れ、観光復興の象徴ともなった。
開花の時期にはJR三春駅から臨時バス滝桜号が運行する。車は磐越自動車道郡山東ICか船引三春ICからが便利。
これこそ桃源郷 花見山(福島市)
「福島に桃源郷あり」と写真家、秋山庄太郎さんを心酔させた花の名所がここ。秋山さんは生前、ここを毎年訪れていたという。
壮観なのは梅、ハナモモ、桜、レンギョウ、ボケ、サンシュユ、モクレンなどの花々がいっせいに咲き競う様子。山全体を包む花たちの彩はまさに「桃源郷」の言葉がふさわしい。
この桃源郷は人の手でつくられたもの。地元の花木の生産農家の人たちが「みんなにきれいな花を観てもらい心が安らげば」と自らの農地に長い歳月をかけて一本一本植え続けてきたものだ。公園として無料で開放され、市民や観光客に親しまれている。
花のシーズンにはJR福島駅から臨時バスの運行、物産広場や観光バス臨時駐車場の開設、ふくしま花案内人のガイド制度もある。車は東北道福島西ICか福島飯坂ICから。
福島八重の桜 旅のおすすめサイト
- 八重のふるさと福島県【福島県】
- ふくしま観光圏【福島市・相馬市・二本松市・伊達市】
- 福島市観光コンベンション協会【福島市】
- ふくしまバリアフリーツアーセンター【福島市】
- 会津若松観光物産協会【会津若松市】
- 飯坂温泉観光協会【飯坂温泉】
- ホテル華の湯【磐梯熱海温泉】
- 山水荘【土湯温泉】
- 吉川屋【穴原温泉】
- 若松屋旅館【三春馬場の湯温泉】
- 八重の桜の旅は―東海予約センター