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ものづくりの聖地(3) 醸造業、焼物―知多半島の古い町並み訪ねて

知多の心を歩いて知る

知多半島は古くから醸造業や焼物などで栄えたものづくりのまち。今もその文化が色濃く残り、最も盛んだった時代の香りがそこかしこに残る。この地固有の歴史文化を求めて知多半島を行く。

愛知のものづくり文化を語る上で欠かせない醸造業。酢の産地として知られる半田市には、江戸時代に江戸まで酢を運ぶために作られた半田運河が流れ、黒壁の蔵が立ち並ぶ風景が往時の面影を伝える。味噌やたまりの生産が盛んだった武豊町には、今も伝統の製法で造り続ける老舗が。醸造蔵の黒塀と味噌の香りがレトロな世界へ誘う。

焼物では常滑市へ。日本六古窯のひとつである常滑焼の産地で、市街地の小高い丘に登るとたたずむ「やきもの散歩道」ではレンガ造りの煙突や窯、陶器を活用した道など焼物の郷ならではの風景が広がる。

知多市は通好み。江戸時代から知多木綿の一大産地として栄え、岡田地区では土蔵や板塀が続く路地が残る。歴史の趣きに身をゆだねて歩くのも旅の醍醐味だ。

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