銘菓を食べ歩き 豊前街道に和菓子店が点在
17/03/22
山鹿ならではの味
豊前街道沿いにはスイーツを味わえる店が点在している。その中から山鹿ならではの代表的なスイーツを紹介しよう。
山鹿の伝統銘菓として知られる「山鹿羊羹」。現在は上村屋、だるま餅屋、熊本屋の3軒で製造している。もっちりとした柔らかさと腰のある歯ごたえが絶妙で、ほんのりと塩がきいた甘さ控えめの逸品だ。売り切れになることも多い。
山鹿といえば「山鹿灯籠」で知られるが、灯籠を模した菓子が「山鹿灯籠もなか」で、こちらも阿部永和堂、早瀬錦堂、西益屋の3軒で製造し、それぞれの店で皮の香ばしさと餡のまろやかな甘さのもなかを味わえる。
同じく山鹿灯籠にこだわった菓子が「千人灯籠せんべい」。同田貫本舗が作る手焼きせんべいで、山鹿金灯籠(やまがかなとうろう)の形と絵がイメージされている。サクッとした食感で、飽きのこない素朴な風味が好評だ。
このほかにも天然塩にこだわった米せんべいを販売する「せんべい工房」もある。
「灯籠饅頭」も山鹿灯籠から名付けられた饅頭で、さくら湯の前で吉田屋と林田万頭店が営業。回転焼きだがよく売られているものとは違って、お玉をひっくり返したような丸みがあり、女性客には「かわいい」と支持されている。どちらの店の饅頭が好みか、2つとも味わってみたい。
スイーツ以外にも豊前街道沿いにはユニークな飲食店が並んでいるので、散策のついでに立ち寄ってみてはいかが。