山鹿で「ぶらぶぜん」 歴史風情求めて豊前街道を行く
17/03/22
ツアーやガイド、マップで
肥前・熊本から豊前・小倉を結ぶ豊前街道の街道筋は山鹿のメインストリート。現在も風情ある町並みが残っている。山鹿に宿泊した大名は山鹿の湯に浸り、旅の疲れを癒したことだろう。
水運の拠点でもあった菊池川の河畔には回船問屋や米問屋、酒蔵が軒を連ねた。現在も河畔での町の番人だった惣門がたたずみ、古い町屋や商家を見ることができる。
山鹿ではこの豊前街道の見どころをぶらりと歩いて町の人と語らい散策することを「ぶらぶぜん」と呼び、まち歩きを勧めている。
豊前街道筋の惣門地区では、山鹿の文化や歴史を案内する「米米惣門ツアー」を実施。明治29年創業の千代の園酒造、江戸天保年間から伝統のこうじ製品づくりを行う木屋本店、幕末創業の荒木米穀店、天然塩にこだわった米せんべいを作るせんべい工房などを立ち寄り、それぞれの商店の人たちがユーモアを交えて案内してくれる。
所要時間は約1時間。案内料はお土産付きで500円。ツアーは水曜日が休み。
山鹿市旅先案内人の会では、山鹿の歴史や文化をわかりやすく案内する。豊前コースでは八千代座や山鹿灯籠民芸館などを巡る。2週間前までに要予約。料金は無料(施設への入場料は別途必要)。
豊前街道沿いの飲食店や観光士施設を網羅したマップ「ぶらぶぜん」は、さくら湯に併設する観光案内所や山鹿温泉観光協会などで用意。このマップを片手に街道を散策したい。