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わかやま歴史物語 「100の旅モデル」を設定

コアな魅力をわかりやすく

和歌山県の観光ブランディングは「水の国」だけではない。今年度本格的に取り組み始めるのが「わかやま歴史物語」。世界遺産高野山や熊野古道、真田幸村ゆかりの地など、歴史は和歌山県観光の一大素材。これを改めて洗い直し、一般客にもわかりやすい「旅のモデル」として磨き上げを図る。

高野山開創1200年と大河ドラマ「真田丸」放映で盛り上がった歴史観光の勢いを持続させようと、著名史跡だけでなく、万葉歌に詠われた景勝地や湯浅町の伝建地区、御坊市の寺内町、津波防災の象徴である広川町の「稲むらの火の館」など、まだ全国的な知名度が低い素材も整理。これに地域の食や温泉、文化を盛り込み、歴史を軸に地域を周遊する「100の旅モデル」として発信することで、和歌山県の歴史ロマンと楽しみ方をアピールしていく。

稲むらの火の館

広川町の「稲むらの火の館」

今年秋以降にはパンフレット5万部を発行、来年にはウェブサイトを開設する予定。今年は熊野那智大社、来年は西国三十三所が節目を迎えることから記念行事も誘客につなげていく。

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