森と海が紡ぐ水のものがたり 「水」で新たな和歌山観光を提案
12月までキャンペーン
和歌山県は12月31日まで観光キャンペーン「水の国、わかやま。」を展開している。海洋、森林資源が豊富な紀伊半島の豊かな自然から生まれた「水」は和歌山県民の暮らしにとってだけでなく、景観や温泉、アクティビティなど観光にとっても欠かせない要素。この「水」をテーマに県観光の魅力を発信、新たな旅のスタイルを提案する。
和歌山県観光は2013年の伊勢神宮式年遷宮から熊野古道の世界遺産登録10周年、高野山開創1200年、そして昨年の大河ドラマ「真田丸」放映まで大きな話題が相次ぎ、全国から注目を集めてきた。観光入込客数も増加を続け、16年度は過去最高の3487万人を記録、外国人宿泊者数も50万人を突破するなど“絶好調”だ。
この勢いをさらに加速させようと企画したのが同キャンペーン。県の17年度の観光アクションプログラムの一環として、16年7月からスタートした。「水」をテーマにまだ知られていない和歌山の魅力を発信し、世界遺産をはじめブランドと組み合わせることで全県で集客力の向上を図ろうというものだ。
水を見る▽水が創る▽聖なる水▽水に寄り添う▽水を活かす▽水と遊ぶ▽水を育む―という7テーマで観光素材を紹介。「見る」は串本・橋杭岩など絶景、「創る」は温泉や渓谷、「聖なる」は高野山など古社・古刹、「遊ぶ」は水辺のアクティビティなどテーマごとに、水にまつわる魅力をアピールしている。
また、那智勝浦・串本・古座川や日置川・白浜・串本・すさみ、高野山・日高・有田など新たなゾーニングで周遊ルートを策定。人気観光スポットから各地へ観光客の周遊を促すほか、旅行商品も開発する。
キャンペーンのホームページやガイドブックは、白浜町在住の水中写真家・内山りゅうさんによる写真をふんだんに掲載。内山さん撮影の写真集を3月20日に発売(講談社エディトリアル、2500円)、5月12―18日は東京、7月28日―8月2日は福岡、9月1―7日は大阪で写真展を開くなど、写真を通して「和歌山の水」の風景を発信していく。
ガイドブックは京阪神の主要サービスエリアや近畿の道の駅、東京にあるアンテナショップ「わかやま紀州館」などで10万部を配布。プレゼントがもらえるクーポンも付いている。
和歌山 旅のおすすめサイト
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- 梅樽温泉ホテルシーモア【白浜温泉】
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