米子で楽しむ「下町観光」 童心に返る懐かしさ
ガイドの案内で古い町並みと人情に触れる
米子市観光協会が下町を売り出している。懐かしさを感じさせるまち並みが残り、ガイドツアーやイベントを行っているほか、まち歩きクーポンを作成、配布している。
米子市民の人情に触れる「米子下町観光ガイド」は、歴史や文化を感じながら交流できるまち歩きとして観光客に好評を得ている。
モデルコースは「民話 弁慶石と米子城の歴史散策」、「加茂川・中海遊覧船&下町散策」、「米子の下町~寺町散策コース」、「地獄めぐり&商家見学」の4つ。いずれも約2時間をかけて観光ガイドと一緒に米子のまちをゆっくり歩く。
今年4月から新たに「米子の小路散策」コースが加わった。江戸時代に形成されたまち並みと町家、小路や通りなど米子の都市遺産を散策する。駄菓子屋「岡本一銭屋」は、今なお学校帰りの子どもたちが寄り道する人気スポットで、古きよき懐かしい時代へ童心とともにタイムスリップさせる。寺町通りでは9つのお寺めぐりが可能だ。
米子市下町観光ガイドは、旅行会社のツアーで手配する場合ガイド1人につき1千円(20人まで対応)。10―17時まで受け付け、案内時間は2時間から2時間30分。各コースとも出発は山陰歴史館となっている。
また、下町観光ガイドのおすすめとして「米子下町10選」と題したイベントを行っている。米子城跡や町家、老舗などを会場に、4―11月にかけて月1、2回のペースで実施。11月まで開かれるイベントは、6月12日「ゆるりと銭湯寄席」▽7月30日「加茂川・中海遊覧船『水上からの中海の夕日』」▽8月23日「下町散策とお地蔵さん巡り」▽9月24日「米子下町写真撮影会」▽10月8日「よなごの下町小路と町家めぐり」▽10月21日「米子城山八十八カ所石仏めぐり」などが予定されている。参加料は500―1200円。
下町10選の参加者や下町観光ガイド参加者には、市内施設で使え割引などの特典がある「米子下町得々クーポン券」がもらえる。
また、米子市観光協会では市内の体験観光を「米子の魅力体験隊」と名づけプログラム化している。4月から始まった特産品の白ネギ掘り、老舗和菓子屋で挑戦する和菓子づくり、番茶を泡立てる「ぼてぼて茶」体験など、米子ならではの農業や和文化の一端に触れられる。
申し込み、問い合わせは米子市観光協会 電話0859―37―2311。
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