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来春登場のJR西日本「瑞風」へ準備 山陰本線は3コース

停車駅周辺で受け入れ態勢整う

JR西日本が2017年春から運行を始める豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風(みずかぜ)」。中国地方を周遊する5つのコースが設定されており、うち3つが山陰本線を走る。停車駅や周辺地域では観光の起爆剤として瑞風効果を期待する。

瑞風はバスタブが備わる豪華な客室、オープンデッキの展望車両など10両編成で定員は約30人。食堂車では和食の村田吉弘さんら著名な料理人が監修する料理を提供。車内のアテンドは帝国ホテルのもてなしを受け継ぐ専門クルーが担う。

瑞風

17年春に運行が始まる「瑞風」
(イメージ)

瑞風

バスタブが備わる
1両1室の客室も

山陰地方には、1泊2日の山陰コース(上り)で鳥取駅(鳥取市)と出雲市駅(出雲市)、2泊3日の山陽・山陰コースで宍道駅と松江駅(松江市)、東浜駅(岩美町)に停車。出雲市駅では出雲大社に参拝するなど立ち寄り観光が組み込まれている。東浜駅は目前に広がる世界ジオパーク認定の浦富海岸で地引網体験を予定。岩美町では駅の改装、駅前に乗客を迎え入れるレストランの整備などを行っている。

停車駅に選ばれなかった自治体の担当者は「今後停車駅に選ばれるよう、まちの魅力づくりに取り組みます」。瑞風効果は山陰全体に拡散している。

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