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真田三代が過ごした信州上田 上田城跡などに足跡訪ねて/長野

「上田合戦」の舞台

真田家が戦国の表舞台に登場したのは長野県上田市から。幸村の祖父・幸隆がこの地で隆盛の基礎を固め、父・昌幸が上田城を築き、兄・信幸も上田城主を務めるなど、上田は三代にわたり真田家と深い絆で結ばれていたのだ。

真田家の居城・上田城が「真田丸観光」の拠点になる。上田城といえば「上田合戦」。2度にわたって大挙して押し寄せた徳川軍を昌幸が撃退、おかげで徳川秀忠は関ヶ原の合戦に間に合わなかったというエピソードを作った。現在は本丸跡を堀、二の丸跡が囲む往時の形に自然豊かな上田城跡公園として整備されている。復元された東虎口櫓門や幸村・昌幸を主神として祀る眞田神社、伝説の「真田石」「真田井戸」も見どころ。

上田城東虎口櫓門

春は桜が彩る
上田城東虎口櫓門

また「信州上田おもてなし武将隊 真田幸村と十勇士」が戦国時代の装束やカラフルにアレンジした衣装を身に着け、パフォーマンスを披露。観光ガイドや記念撮影にも気軽に応じている。記念撮影は上田城東虎口櫓門前で毎日10時30分―15時30分。園内のガイドは平日の11時から。

真田氏館跡は、その名も同市真田町に立地。上田城築城以前の居住跡として整備、御屋敷公園として公開されている。隣接する真田氏歴史館では真田家三代の足跡を紹介。甲冑や絵図など貴重な資料を展示している。

そのほか、JR上田駅前に立つ幸村の騎馬像や、信幸が建てた上田藩主居館跡など市内にはゆかりの見どころが多い。

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