食もジオの恵み、隠岐の誇り(1) サザエ・イカ
16/06/23
新鮮な魚介類に舌鼓
世界ジオ・隠岐が海山の幸の宝庫というのはいわずもがな。新鮮な旨みは地元にとっては当たり前でも旅人にとっては垂涎の的だ。「食も隠岐ジオの恵み、隠岐の誇り」とは地元の弁。ご島地グルメを食べて、隠岐を味わおう。
隠岐グルメの代表格といえばサザエ。海草やアラメを食べて育ち、深い味わいに定評がある。近年、サザエを使った新メニューの開発が進むが、エースの「さざえ丼」はサザエをふんだんに使った一杯で、隠岐の島町、西ノ島町の飲食店で提供している。半熟卵やメカブを使ったりと各店オリジナルの味を食べ比べしよう。ちなみに「さざえカレー」は全島で味わえ、今や隠岐が誇る土産品にもなっている。
旬を求めるなら、3―6月が岩ガキ。3年かけて育ったカキは栄養と滋味豊かで「海のチーズ」と評される。8―10月は白イカ。白イカの強い甘みと柔らかな食感が舌を魅了する。冬に入るとやっぱりカニ。「隠岐松葉ガニ」は高品質のものだけを選別したブランドガニで、濃厚な味わいにファンも多い。
旬を過ぎても冬の寒シマメ(スルメイカ)は、海士町で特殊な冷凍技術が確立され、年中楽しめるようになった。「寒シマメ漬丼」は寒シマメを肝醤油で漬け込み、冷凍。これをご飯の上に乗せ、卵と絡めてかきこむ。寒シマメ特有の甘さと弾力がたまらないうまさを放つ。菱浦港の船渡来流亭やマリンポートホテル海士で提供。団体の昼食におすすめだ。
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