間髪入れず次へ始動　山代温泉、ブランド強化へ中期ビジョン策定

北陸新幹線敦賀開業の22年がゴール

新幹線開業の"次"を見据えて―。山代温泉観光協会（萬谷正幸会長＝瑠璃光）はこのほど、北陸新幹線が敦賀まで開業する２０２２年を最終年とする「新・中期ビジョン計画」を策定した。昨年春の新幹線金沢開業による賑わいから手を緩めず、勢いをさらに加速させる。

中期ビジョンは、「ブランド」「タウン」「プロモーション」の３本柱で山代温泉の新たな魅力づくり、加賀市のさらなるブランド力強化を図る。

「ブランド」はおもてなしや山代のブランド力発信、名所・名物づくりに取り組む。「タウン」は廃業したＫＫＲ跡地活用と整備、中心商店街活性化を行う。「プロモーション」は誘客戦略とインフラ整備を促進し、新幹線敦賀開業に向けた受け入れ態勢戦略を構築する。

また、同協会では今年度、宿泊客目標を新幹線開業効果で前年比15％増の15年の80万人から、85万人に据えて事業を展開。北陸内の各観光団体との連携を深めるほか、「北陸路のハブ温泉」観光地としての確立を目標に掲げる。「健康」「教養」「交流」「環境」をテーマに地域での過ごし方や温泉文化・芸能、町中でのおもてなし、加賀の食などの整備と振興を図り、新しい旅のスタイルを提案する。

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