加賀温泉郷、周遊・アクセスにバス充実　「キャン・バス」など

永平寺や金沢へも　大阪からは高速バスで

石川県・加賀温泉郷では、山代や山中をはじめ各温泉地を拠点にエリア内や周辺の名所への周遊に便利なバスが運行されている。

なかでも定番は、加賀エリアの地域活性化に取り組む「まちづくり加賀」が毎日運行する観光周遊バス「キャン・バス」。ＪＲ加賀温泉駅を起点に加賀温泉郷の見どころを巡回するもので、乗り降り自由で気軽に利用できる。昨年度は１万７千人が利用するなど加賀温泉郷観光の足として定着している。

ルートは３ルート。山代温泉・山中温泉・那谷寺方面の「山まわり」、大聖寺・片山津温泉方面からの「海まわり」、空港と片山津を結ぶ「小松空港線」がある。山まわりが１周約70分、海まわりが１周約60―90分、小松空港線が片道30分。料金は１日券１千円、２日券１２００円。

問い合わせは、まちづくり加賀 電話０７６１―72―７７７７。

加賀温泉郷から北陸の名刹・永平寺へは、直通バス「永平寺おでかけ号」で。往路は片山津を９時に出発し加賀温泉駅、山代、山中を経由し永平寺には10時30分着。復路は永平寺13時10分発で、山中、山代、加賀温泉駅に立ち寄り、片山津には14時40分着。毎日１往復する。

大人片道料金は加賀温泉駅と片山津が９００円、山代が８００円、山中は７００円。予約制。

問い合わせは、ＫＡＧＡ旅・まちネット 電話０７６１―72―６６７８。

金沢駅・兼六園と山代・山中・片山津を結ぶ「加賀ゆのさと特急」は１日２往復。大人片道料金は山代が１２４０円など。

大阪からのアクセスは岸和田観光バスが高速乗合バス「ＳＰＡ　ＬＩＮＥ北陸」を運行。山代・片山津に加え、福井県あわら温泉への直行便だ。

往路便はなんばＯＣＡＴバスターミナルを10時に出発し、あわら温泉に14時20分、山代温泉に15時５分、片山津温泉には15時25分に到着する。復路は片山津温泉を13時発、山代、あわらを経由し、なんばには18時45分着。１日１往復。

運賃はなんば―あわらが大人２４００円、山代・片山津が３千円。

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