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鳥羽で過ごす旅物語 「祝い旅」やパワスポ周遊

禊湯からお伊勢参りへ 特別な時を特別な人と

鳥羽市観光協会や鳥羽市温泉振興会では、観光客に温泉や食、文化など培ってきた風土を生かした鳥羽ならではのストーリーを演出し、特別な時を鳥羽温泉郷で過ごしてもらう「旅物語」を提案している。

慶事をはじめとする「お祝い」を「特別な時」と位置づけて、夫婦や恋人、親子、友人らとの「大人のふたり旅」で鳥羽旅行を通してお祝いしてもらう「祝い旅」を呼びかけている。

「祝い旅」は鳥羽市内での入浴や食を関連づけた。入浴は旅館ホテルに泊まった朝に入浴することを「禊湯(みそぎゆ)」とし、入浴することで新しい自分に還り、新たなスタートを切るという鳥羽温泉郷ならではの価値観を造り出した。

禊湯を終えて心身を一新し、伊勢神宮や鳥羽周辺のパワースポットを参拝してもらう旅のスタイルになっている。

食に関しては地元特産のアワビや伊勢エビ、タイを各旅館ホテルが「日本の祝い魚」としてメニュー化して提供。鳥羽で採れるワカメやアオサなど7つの海藻をめでたい「七草」になぞった「真珠の海七草」としても出している。

食べて泊まって温泉に入り「鳥羽の魅力」を味わうことが鳥羽温泉郷ならではの「旅物語」といえるだろう。

鳥羽

「祝い旅」の舞台・鳥羽。
自然の癒しにあふれている

鳥羽の魅力のひとつとして挙げることができるのは、伊勢神宮から鳥羽、南鳥羽へと続くパールロード沿線一帯を9つの湯処でつなぐ「祝い旅ゴールデンルート」。海辺の温泉海道とも呼ばれ、パワースポットが点在する周遊コースになっている。

女性に縁の深いスポットが多いのが特徴。なかでも女性の願いを必ず一つは叶えてくれるとされる石神さん(相差・神明神社)や縁結びの加布良古さん(安楽島・伊射波神社)、安産の神である彦瀧さん(鳥羽・彦瀧大明神)は、「鳥羽三明神」と呼ばれている。

ほかにもまたぐと子宝に恵まれるという子宝の石がある石鏡神社などがある。

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