伊勢志摩のおもてなし、お菓子で体感 17年4-5月に「お伊勢さん菓子博」
三重県の菓子・食文化ぎっしり
日本最大級のお菓子の祭典「全国菓子大博覧会」の第27回大会が2017年4月21日―5月14日、三重県伊勢市の三重県営サンアリーナ周辺を会場に開かれる。「お伊勢さん菓子博」と題して、伊勢神宮とともに歩んできた地域の長い歴史の中で育まれた「おもてなし」を、お菓子を通して体感してもらう。
同博覧会はほぼ4年に一度、各地持ち回りで開催。お菓子の歴史・文化を伝え、地域活性化にもつなげることを目的に開かれている。三重県では初開催となる。
同博の中心に座るシンボル展示は、江戸時代の絵師、歌川広重が描いた浮世絵「伊勢参宮 宮川の渡し」をモチーフに、江戸時代のお伊勢まいりの様子を三重県内の和洋菓子職人らの技を駆使して巨大な工芸菓子で表現する。全国の菓子職人による工芸菓子の展示は「お菓子の匠工芸館」で行われ、日本の菓子文化の粋がここに集まる。
そのほかにも、三重県の菓子文化を紹介する「お菓子のテーマ館」、全国の銘菓が集い、買い物や試食が楽しめる「全国お菓子夢の市」、お菓子メーカーがブースを出展してイベントなどを繰り広げる「お菓子にぎわい夢横丁」など、同博会場はお菓子尽くし。三重県内の海山の幸、ご当地グルメが味わえるフードコートもあり、胸いっぱいお腹いっぱいの企画の目白押しで、三重の魅力も体感してもらう。
入場料は、9月30日までの第1期前売券販売期間は、普通入場券が大人1500円、65歳以上1200円、中高校生1千円、小学生600円。GW前後の2日間利用できる割引入場券は大人2500円、65歳以上2千円。10月1日―17年4月20日までの2期分の普通入場券は大人1800円、当日は同2千円。
入場者目標は60万人に設定。その約半分が鳥羽や志摩に宿泊することが見込まれており、地元伊勢志摩地域の盛り上がりが期待されている。
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