食なくして阿蘇は語れない(1) あか牛、高菜めし、だご汁
16/10/07
阿蘇が誇る郷土の恵み
豊富な食材、湧水など阿蘇の魅力は食べ物を抜きにしては語れない。阿蘇には地域ならではの食材を使った店が点在している。
400種4千株のバラが楽しめるバラガーデンを中心にした施設「はな阿蘇美」内の「農村バイキング」は、大分の由布院の料理研究会の新江憲一会長がプロデュース。200種類のメニューの中から常時50種類の料理とスイーツを提供している。地元の朝採りの野菜やあか牛を使った自然派バイキングを味わうことができる。
このほか地域の料理の代表として「高菜めし」は外せない。特産の高菜の漬物をご飯に炊き込んだものや、ご飯と炒めた阿蘇の郷土料理の代表格。店としてはだご汁とセットで出す山賊旅路が有名。
「あか牛料理」は阿蘇の高原で放牧されて育つあか牛を使ったもので、ステーキのほかハンバーガーなどのメニューにもなっており、阿蘇では必ず食べておきたい。最近行列ができるほど人気を集めているのが、内牧商店街にあるいまきん食堂の「あか牛丼」。2100円ながら多くのファンが訪れる。
高森町特産のツルノコイモやヤマメなどを竹串しに刺し、囲炉裏で焼き上げるのが「阿蘇田楽」。阿蘇の風土で受け継がれた130年変わらない郷土料理だ。
「阿蘇そば」は阿蘇の清らかな水と肥沃な大地で育ったそばの実でつくった絶品のそばとして好評。
「阿蘇だご汁」は「だご(団子)」や野菜など具だくさんの汁もので、阿蘇市の国道57号周辺は提供店が立ち並び、「だご汁街道」となっている。