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辻村寿三郎人形館-世界的作品 山の龍宮城・三次の宝(6)

人形で見る歴史の世界

NHKの「新八犬伝」や「真田十勇士」の人形美術を担当し、世界的に知られる人形作家、辻村寿三郎さんの美術館が三次市にある。2013年10月にオープンした「辻村寿三郎人形館」がそれ。幼少期を三次市で過ごした縁で開館した。

同館は、1927年に建てられ国の登録文化財に登録されている旧・三次銀行本店をそのまま生かしている。辻村さんの作品約50点を展示し、半年ごとに辻村さんの立ち合いで作品を入れ替える。9月27日まで企画展として「壇ノ浦陰謀説」を開催している。

開館は10―17時、水曜と年末年始休み。入館は一般800円。

同館周辺は、造り酒屋や醤油蔵、うだつのある町並みが続く。石畳が敷かれ、情緒あるまち歩きが楽しめる。

近隣には、浅野内匠頭の正室・阿久利姫の遺髪塔がある「忠臣蔵」ゆかりの紅葉と桜の名所である鳳源寺、尾関山公園なども点在し、観光ボランティアガイドによる案内で歩きたい。

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