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春を体感、野山へ花紀行 樽見の大桜は必見

桜の巨樹、バイカモ、藤

花を愛でることは、そのまま春を感じること。花々の彩りで暖かさに染まる野山へ花紀行―。

養父市大屋町樽見の登山口を登ると山中に棚田上の桑畑跡が広がり、見上げると樽見の大桜がそびえ立つ。樹高13.8メートル、幹回り6.3メートル、樹齢は1千年超という兵庫県下最大のエドヒガンザクラだ。国の天然記念物にも指定されている巨大な老木が4月上―中旬、満開の桜をたたえる姿は神々しさすら感じさせる。圧巻の光景ははるばる見に来る価値がある。

樽見の大桜

樽見の大桜の迫力に圧倒される

新温泉町・湯村温泉を北上すると泰雲寺がある。4月上旬になると樹齢約200年、高さ15メートル、幹まわり5メートルのしだれ桜が旬を迎える。見る人を覆い尽くすような桜のカーテンは壮麗。夜はぼんぼりに照らされ、幽玄の美を演出する。

桜の名所はほかにも豊岡市・城崎温泉街や出石の出石城跡、朝来市の竹田城跡と立雲峡といった人気スポットも。周遊して春本番を楽しみたい。

4月下旬になると、新温泉町ではバイカモの群落が田君川沿いを白一面に染め、香美町のハチ北高原ではザゼンソウの群生が紫色の独特な花を咲かせる。朝来市和田山町の白井大町藤公園では総延長500メートルにわたる藤棚が藤の花で満開に。

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