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養父―明神さん訪ね歴史散策 但馬まち歩き(5)

養父神社から但馬五社めぐりへ

養父市では歴史散策。まずは養父神社を訪ねたい。延喜式の名神大社で農業の神を祀り、古くから親しまれてきた「養父の明神さん」だ。

円山川の風景を眺めながら石段を上がると奉納相撲用の土俵があり、格式が感じられる。本殿は苔むした柿葺きが威厳を感じさせ、狼が田畑を守ったと伝わるこの地ならではの狼の狛犬に見入ってしまう。

養父神社

但馬五社のひとつ、養父神社を参拝

新緑の時期は緑がまぶしく、紅葉の季節は赤や黄に染まった境内が美しい。社務所に続く朱色の橋も風情をかきたてる。

同神社は由緒正しい「但馬五社」の一つ。ここを起点に、豊岡市の絹巻神社、小田井神社、出石神社、朝来市の粟鹿神社をめぐるのもいい。

養父神社からはJR養父駅周辺へ。江戸時代に宿場町・養父市場として、そして鯉の養殖が盛んだった鯉の郷としての歴史が息づく。白壁や格子が重厚感を放つ古民家、鯉の鑑賞池、陣屋屋敷、江戸末期に桂小五郎が潜伏した西念寺など歴史的な見どころが溢れている。地元住民なら見慣れた風景も旅人にとっては新発見の連続だ。

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