豊岡・城崎―浴衣姿とカバンのまち 但馬まち歩き(2)
14/03/26
若者目立つ温泉街
豊岡市のまち歩きは、城崎温泉での「温泉街歩き」。春夏には大谿川沿いの柳並木の緑が涼を運び、木造旅館や土産物店が並ぶ風景は「これぞ温泉街」。多くの文人に愛された温泉情緒は現代でも随一の存在感を放つ。
城崎はとにかく若者の姿が目立つ。その理由のひとつが浴衣での外湯めぐりだ。旅館ホテルで多彩な浴衣をレンタルして、華やかに下駄をならしての散策は若者はじめ来訪者の心を射止めた。7つの外湯を楽しむ姿そのものが城崎の1つの風景となっている。
外湯めぐりのあとは「湯上がりスイーツ」。温泉街ではジェラートやアイス、和スイーツなどが味わえ、食べ歩きではしゃぐのも城崎流だ。
一方で、市中心部では豊岡特産のカバンを求めて買い物に繰り出したい。JR豊岡駅を東へ向かうと「カバンストリート」と呼ばれる商店街があり、カバンを扱う店や工房が軒を連ねる。斬新なデザインからシックなもの、カバンの自動販売機まで種類は多彩。あれこれと悩みながら歩くのも楽しい。