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世界屈指のラジウム泉で現代湯治(2) 鉱泥湿布とラドン熱気浴

健康増進に温泉地ならではの本格療法

三朝温泉宿泊客限定で無料体験できるのが「鉱泥湿布」。これは古来より腰痛や五十肩、股関節痛など疼痛疾患の効用で知られる。岡山大学病院三朝医療センターで行っている鉱泥湿布は1日1回、鉱泥温度80度に温めた三朝温泉の泥をタオルでくるみ、30分ほど患部を温める。体験者からは「身体がホカホカして痛みが和らいだ」「身体の深部まで熱が行き渡り、病気が改善された」といった声が届いている。

無料体験は2015年3月24日までの毎週月―金曜日。10時50分と13時40分の1日2回で、所要時間は約1時間。1回の定員は5人までで先着順。当日の8時30分までに宿泊旅館に申し込むことが必要。

鉱泥湿布

鉱泥湿布

「ラドン熱気浴体験プラン」も岡山大学病院三朝医療センター分室で実施している。この体験は室温35―42度、湿度90%程度(天候、季節で変動あり)の湧き出る温泉の熱を利用した熱気浴室に20―30分入り、身体を温めるもの。ラジウムが崩壊してできるラドンを吸入することで、細胞が刺激を受けて身体の免疫力や自然治癒力を高めることができる。

ラドン熱気浴体験とたまわりの湯入浴セットの料金は1千円。1室5人までの貸切だと5000円。要予約。毎週月、木曜日は休業。営業時間は11―13時、14―18時で1時間単位の入替制。

ラドン熱気浴

ラドン熱気浴

三朝温泉に点在する温泉施設は足湯が4、公共露天風呂が1、公衆浴場が2、飲泉場が3あり、温泉を楽しめる。なかでも公衆浴場の株湯は飲泉場でもあり、三朝温泉の由来となっている。楠の古木の根元から湧く源泉は多くの利用客がある。料金は大人300円、小人150円。営業は平日が8時―21時45分、日曜が10時―21時45分。たまわりの湯は菩薩から賜った湯として名付けられた温泉街の中心にある公衆浴場。料金は大人500円、小人300円。

三朝温泉のシンボル的存在の公共露天風呂・河原風呂は無料で24時間入ることができる。足湯と飲泉場はすべて無料。

また宿泊をしなくても18の旅館で日帰り入浴が可能で、料金は500円から2100円まで。利用時間は11―21時までだが、旅館によって違うので要確認。

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