観光業界専門紙「トラベルニュースat」おすすめ国内魅力再発見の旅

三朝開湯850年で記念祭 「六感を癒す旅」を提案

温泉へのこだわりが生む癒しの空気感

三朝温泉開湯850年実行委員会は、現在温泉街をあげて取り組んでいる開湯850年記念祭について次のように開催の意義を紹介している。

「現代社会で、都会で、日々頑張っている人たちにその喧騒を忘れて、地域の資源ですべての五感で癒し+心の隅々まで癒されていただきたい。地域の方々に支えられ850年を迎えることができた感謝の気持ちをみんなで共有し、これからも地域に愛される温泉地でありたい。そんな想いで地域の人々が作り上げる開湯850年事業です。あまり派手なものはないかもしれないけれど、癒しは必ず『みささ』にあります」

同委員会では開湯850年にあたり、三朝温泉の最大の資源は「他に類を見ない特徴的な泉質の良さ」と捉え、原点回帰にこだわる。「観光地視点から滞在地視点へ」を重視しテーマは「六感を癒す」を掲げる。聴・観・味・触・香の五感に、心を加えた六感を癒す旅を提案できる850年祭にする方針だ。

河原風呂

公共露天風呂「河原風呂」。
24時間入浴OKだ

恋谷橋

三朝には縁結びの地・恋谷橋もある。
多くの絵馬が鈴なり

さらに850年祭を契機に「そんなに交通の便がいいわけじゃない、そんなにレジャー施設があるわけじゃない、そんなに便利なわけじゃない。でも世界に誇れるラジウム温泉がある」と、三朝温泉の泉質の良さを前面に出した「ゆったり過ごす現代湯治の郷」づくりに取り組んでいく。

三朝温泉では地元の岡山大学病院三朝医療センター、三朝温泉病院とタイアップして、「三朝温泉現代湯治」を実施している。三朝温泉に長めに滞在し、自然を楽しみながら温泉で自然治癒力を高めることを目的に実施。自由に過ごすフリーと総合病院でチェックを受けるメディカルの2プランを用意している。

温泉街には三朝温泉の由来となっている公衆浴場・飲泉場「株湯」をはじめ、足湯・飲泉場「薬師の湯」、かじか橋の足湯、公衆浴場「たまわりの湯」などがある。

また各旅館には温泉の入浴方法や効能を案内する入浴アドバイザー「ラヂムリエ」がおり、宿泊した旅館でアドバイスを受けられるなど、三朝の温泉へのこだわりは半端ではない。

鳥取三朝温泉 旅のおすすめサイト

購読申し込み
夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ