世界遺産へ―長崎の"誇り"(2) 教会群とキリスト教関連-2
13/12/19
“石積み”大野教会堂と“赤レンガ”田平天主堂
大野教会堂は1893年にド・ロ神父によって建てられた教会で、ド・ロ壁という西洋技術が融合した外海独自の石積みを持つ。外海地域にある大野地区周辺の26戸のため、出津教会堂の巡回教会と位置づけられた。
田平天主堂(カトリック田平教会)は国指定重要文化財に指定されているロマネスク様式の赤レンガ造りの建物。信徒の寄付で1915年に建てられた。
建設を請け負ったのは教会づくりの名人と言われた鉄川与助氏。氏の傑作のひとつと言われる。信徒も総出で海岸からレンガなどの建築資材を運び上げたという。赤レンガ造りの教会堂正面にはどっしりとした鐘塔がそびえ建っている。
13の構成資産候補
(1)日野江城跡(南島原市)(2)原城跡(同)(3)平戸島の聖地と集落(平戸市)(4)天草の﨑津集落(天草市)(5)出津教会堂と関連遺跡(長崎市)(6)大野教会堂(同)(7)旧五輪教会堂(五島市)(8)旧野首教会堂と関連遺跡(小値賀町)(9)黒島天主堂(佐世保市)(10)頭ヶ島天主堂(新上五島町)(11)大浦天主堂(長崎市)(12)田平天主堂(平戸市)(13)江上天主堂(五島市)
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