光で彩る長崎の魅力(1) ランタンフェスティバル
冬の一大風物詩 100万人魅了する灯の祭典
長崎の冬を彩る大きなイベントが「長崎ランタンフェスティバル」とハウステンボスの「光の王国」だ。2014年の開催で長崎ランタンフェスティバルは21回目、ハウステンボスは開業から21周年となり、新たな魅力アップを図る2つのイベントを紹介しよう。
長崎の冬を彩る一大風物詩「長崎ランタンフェスティバル」。2014年は1月31日から2月14日までの15日間、長崎新地中華街や浜市・観光通りアーケードなど市内中心部7カ所で開催され、期間中、約1万5千個に及ぶ極彩色のランタン(中国提灯)や大型オブジェで彩られる。
各会場には八仙渡海や阿吽、富貴財宝、金童玉女などの新作オブジェや干支のメーンオブジェ、馬上関羽、双龍盤柱、孔子、月下老人、始皇帝などの巨大オブジェが飾られている。
また、中国服をまとった人たちが練り歩く「皇帝パレード」、江戸時代に実際に行われていたという「媽祖(まそ)行列」の再現など、7会場で様々な中国色豊かなイベントが開催される。龍踊りや中国雑技、二胡の演奏は期間中の毎日行われるほか、ランタンづくりの体験もできる。
「皇帝パレード」の皇帝は例年、長崎で活躍する人や縁のある人に依頼し、今回はタレントの片岡鶴太郎さんが担当する。片岡さんにお願いしたのは片岡さんが描く絵のモチーフが長崎の県花であるあじさいや椿だからそうだ。
会場ごとにも特徴があり、浜市アーケード・浜屋前にある「月下老人」には良縁を求める人が数多く訪れ、眼鏡橋がある中島川公薗ではここにしかない黄色いランタンが川面に映り、幻想的な雰囲気に。川に浮かべるオブジェもあり、水面と川の上部に吊るされたランタンとの光が美しい。銅座川一体では桃色のランタンが独特の世界を醸し出している。
「長崎ランタンフェスティバル」は長崎新地中華街の人たちが中国の旧正月(春節)を祝う行事として始められた。1994年から規模が拡大され、長崎市内全体のイベントとなり現在に至っている。13年に第20回目を迎え、前年より24万人多い101万人を集客。初めて100万人の大台に乗り、過去最高を記録した。
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