温泉、環境、食、歴史―充実するみなまた観光
13/03/21
海、山に恵み 温暖で静かな環境
水俣市は不知火海を望むリアス式海岸が美しい湯の児海岸や新緑に囲まれた湯出七滝、歴史情緒漂う温泉街がそろう。
水俣市はかつて公害病を経験したことから、命と環境を大切にする取り組みを官民一体で進めた結果、国の「環境モデル都市」に認定。全国のNGOが審査する「環境首都」の称号も日本で唯一獲得している。
環境に親しむなら「エコパーク水俣」へ。恋にまつわる伝説が伝わる恋路島を沖合いに望む埋立地で、「環境と健康」をテーマに竹林園、道の駅「みなまた」、ローズガーデンがある。親水護岸には恋人の聖地のモニュメントが立つ。
温暖な日差しからデコポンや太刀魚をはじめとする山海の恵みが豊富で、無農薬にこだわって栽培した「みなまた茶」など食の魅力もいっぱい。「みなまたスウィーツ」、水俣チャンポンなどを食べ歩くのも楽しい。
今年のNHK大河ドラマ「八重の桜」の主人公・新島八重と深いつながりがある徳富蘇峰・蘆花兄弟といった文化人も輩出。市内には蘇峰の生家や記念館、墓地などがあり、ガイドが説明してくれる。
久木野地区には駅跡に建つ愛林館があり、そば打ちやこんにゃく作りなどの各種体験メニューを用意。毎年5月下旬に開催される「棚田のあかり」は田植え前の水を張った棚田に約2000本のたいまつが灯り、幻想的な雰囲気をかもし出す晩春の風物詩だ。
熊本みなまた 旅のおすすめサイト
- 水俣市商工観光振興課【熊本県】
- みなまた観光物産協会【熊本県】
- 九観どっとねっと【九州】
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